5人に1人はいるとされているhsp気質を持つ「繊細さん」
人に見られると緊張して自分の能力が出せない
誰かと長い時間一緒にいると疲れてぐったりする
こういったhspの悩みを持った人に「繊細さん」の幸せリストはおすすめの本です。
私も自分がhspに当てはまると感じ、この本を読みましたが共感することが多くて買って良かったです。
読み終わると、繊細だからこそわかるたくさんの日常の幸せを感じられるようになりますよ。
繊細さんの幸せリストの内容を簡単に紹介
繊細さんの幸せリストは、hspの人がもつ繊細さを大事にするとどんどん元気に生きやすくなると
具体例を出しながら説明してくれる本です。
著者の武田友紀さんは、自分自身がhspで仕事のストレスが積み重なり
休職したことをきっかけにhsp専門カウンセラーになられました。
武田友紀さんの他の本で有名なのが
”「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本”です。
この本がhspの入門書だとすれば、繊細さんの幸せリストは応用編という感じですね。
hsp専門カウンセラーとして、たくさんのhspの人と関わる中で
わかったことを6章に分けて説明してくれています。
そもそもhspって何かおさらい
自分はhspなのか自信がないという人のために、hspをおさらいしましょう。
私は分かっているから大丈夫という方は飛ばしてくださいね。
本書でいう「繊細な人」は、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した
HSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。
背の高い・低いがあるように、刺激に対する感度も人によって差があり
「生まれつき繊細な人」がいることがわかってきたのです。
今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリストより
hspは5人に1人はいるとされていますが、その繊細さは人によって違います。
さらに詳しく知りたい人は、こちらのHSP診断がわかりやすくておすすめですよ。
HSP診断テスト▷https://hsptest.jp/
繊細さんが感じる幸せを6章に分けて説明されている
繊細さんが感じることのできる6つの幸せについて実際の例を出して説明してくれています。
- 感じる幸せ
- 直感の幸せ
- 深く考える幸せ
- 表現の幸せ
- 良心の幸せ
- 共感の幸せ
例えば第1章で出てくる感じる幸せとは、他の人は気が付かない小さな違いを感じ取れること。
私の場合だと
- 今から雨が降りそうと匂いや空の色で感じ取れる
- 季節の移り変わりが匂いでわかる(冬から春の匂いに変わったとわかる)
- 他人の髪型が変わったらすぐに気付く
- 布団がふわふわだと嬉しい
- 子どもの何気ない発言にほっこりする
- 手作りの物を見ると作った人の気持ちを察する
こういった他の人はスルーしてしまうことでも、感じ取って嬉しい気持ちになりやすい。
だから日常の小さな幸せも感じやすくなるのが、繊細さんの特徴ですね。
このように実際の例を出して残りの5つの幸せも紹介してくれるため
サクサク読み進められますよ。
幸せを感じるための具体的な方法が書かれている
小さな違いを感じ取れるということは、嫌なことも感じ取りやすいのが繊細さんです。
例えば
- 不機嫌な人が出す空気を感じて嫌な気持ちになる
- 時計の秒針の音が気になり集中が切れる
- 匂いが変わると違和感を感じる(他人の香水や柔軟剤など)
- サプライズが苦手(仕掛けがわかってしまうから)
- 自分の気持ちより相手の気持ちを優先して疲れる
こういった嫌だなと思うことも大事にすると自分のことも大事にできる
とこの本は教えてくれています。
でも自分の気持ちを大事にするってこれだけではありません。
その他の方法も具体的に紹介してくれているため
実践しやすくて読んで損はしませんよ。
繊細さんの素敵な部分が読むとわかり自分の良さに気付ける
自分の繊細さは良いものとしてとらえてほしいと著者の武田友紀さんは考えています。
hspは考え過ぎなだけ、気持ちの問題などという人もいますが
持って生まれた気質なので克服する必要はないんですよね。
例えば、こういった場合はこうすると事前に何パターンも考えることでリスクを回避できます。
だから繊細さんは大きな失敗がなく、仕事が丁寧といわれやすいです。
このように良い部分を知ると、褒められているようで嬉しくなりませんか?
私は落ち込んだときや、自信が無くなったときに
この本を読み返して、自己肯定感をあげています。
繊細さんの幸せリストはこんな人におすすめの本
繊細さんの幸せリストはこんな人におすすめしたい本です。
- 自分がhspだと思う人
- 気にしすぎる性格を治したいと思う人
- 自分に自信がない人
- 相手に迷惑をかけないように気をつけている人
- 自分のしたいことが分からなくて人生に迷っている人
- 仕事がしんどくて辞めたい人
- hspの魅力に気付きたい人
- hspの人がどんなことに幸せを感じるのか知りたい人
まず自分がhspだと思う人は、読んでほしい一冊です。
なぜなら共感することだらけで、私だけじゃないんだと勇気をもらえるからです。
そして生きづらさや自信を無くしている人にも読んでほしいなと私は思います。
もしかするとその生きづらさは
hspが原因になっているかもしれないからです。
読んだら生きづらさが無くなるわけではありませんが
生きやすくなるヒントが載っているため
読むと参考になり自分らしく生きる一歩を踏み出せますよ。
読み終わったら自分らしく頑張ろうって思える本
私がこの本を手に取ったのは、うつ病になってhsp気質というものを知ったときです。
うつ病になり、どのように生きていけばわからなくなっていました。
そんなときにインスタグラムでhspのことを知り
本屋さんでこの本が気になり購入して読みました。
1回目に読んだ時はうつ病のひどい時だったため
正直内容が頭に入らず自分はhspなんだろうなぐらいにしか思いませんでした。
しかし、それから2年経ってひきこもりになってしまい
もう一度読み返してみようと思って読んでみると
書いてあることが自分に当てはまりすぎて驚きました。
著者のhsp専門カウンセラーである武田友紀さんのもとに相談に来る人は
人生の転機にさしかかっている人が大半だそうです。
周りの人を優先する生き方から、自分の気持ちを大切にする生き方に変わるタイミングで相談に来られる。
私も2回目に読んだ時が、ちょうどそのタイミングだったんだろうと思います。
うつ病も良くなるのかわからず、転職した仕事も辞めひきこもりになって、どん底でした。
でも1人で向き合う時間が増えたことで、自分の好きと嫌いがわかりました。
私はこの本のおかげで、自分らしさを大切にしたいと思えたので
人生の転機にさしかかっていると思う人は、ぜひ読んでほしいなと思います。
まとめ
- 繊細さんの幸せリストは、hspの人がもつ繊細さを大事にするとどんどん元気に生きやすくなるということを教えてくれる本
- 著者の武田友紀さんはhsp専門カウンセラー
- 繊細さんが感じることのできる6つの幸せを、実際の例を出して説明してくれるためわかりやすい
- 読み終わると周りの人を優先する生き方から、自分の気持ちを大切にする生き方に変わる
- hspの人がどんなことに幸せを感じるのか、知りたい人にもおすすめの本
私はこの本を読んで、自分が好きと思うことや嫌だなと思うことを大事にしようと思いました。
hspの生きづらさを感じている人や、hspのことを知りたい人は読んでみてほしい一冊です。